鬼畜
観るたびにやりきれない思いを感じる映画です。
自分の子供を置いて逃げる母親、自分の夫に子供を殺すよう教唆する女房、自分の意思が弱く言われるままにわが子を置き去りにし、崖から落とす夫。そんな大人にただ振り回される子供に胸がしめつけられます。
特に東京タワーに置き去りにされた女の子の最後の振り向いた目・・彼女の孤独感を考えるだけで、背筋が寒くなります。
緒方拳のあまりにも意志薄弱ぶりに観てるほうはほんといらいらさせられます。しかしそれを納得させるあまりにも鬼畜NO1の岩下志麻。後姿だけで鳥肌たちます。あの赤ん坊を見つめる目・・・本能として共存できないいらだち、怒りが爆発しまくってます。あれじゃあ勝てるわきゃないです。その辺の力関係、意思の流れがだんだん具体的になってくる描写が実にうまく、緒方拳が最初子供に慕われていたぶん、鬼畜になっていく様が余計胸にささります。
野村芳太郎監督の松本清張作品の独特の懐かしさを感じる風土、むせるような夏の暑さの表現。汗まみれのシャツ、汗でぬめってる肌。その中での凍えるような心。あの寂しげなオルゴールの音楽の効果もあってラストは嗚咽もんでした。砂の器もそうだったけどなんか昭和の日本ですね。
最近ニュースで気分の悪くなるニュースばかりです。モラルの境界線がずれてると感じてる今、特に観て欲しい映画です。
自分の子供を置いて逃げる母親、自分の夫に子供を殺すよう教唆する女房、自分の意思が弱く言われるままにわが子を置き去りにし、崖から落とす夫。そんな大人にただ振り回される子供に胸がしめつけられます。
特に東京タワーに置き去りにされた女の子の最後の振り向いた目・・彼女の孤独感を考えるだけで、背筋が寒くなります。
緒方拳のあまりにも意志薄弱ぶりに観てるほうはほんといらいらさせられます。しかしそれを納得させるあまりにも鬼畜NO1の岩下志麻。後姿だけで鳥肌たちます。あの赤ん坊を見つめる目・・・本能として共存できないいらだち、怒りが爆発しまくってます。あれじゃあ勝てるわきゃないです。その辺の力関係、意思の流れがだんだん具体的になってくる描写が実にうまく、緒方拳が最初子供に慕われていたぶん、鬼畜になっていく様が余計胸にささります。
野村芳太郎監督の松本清張作品の独特の懐かしさを感じる風土、むせるような夏の暑さの表現。汗まみれのシャツ、汗でぬめってる肌。その中での凍えるような心。あの寂しげなオルゴールの音楽の効果もあってラストは嗚咽もんでした。砂の器もそうだったけどなんか昭和の日本ですね。
最近ニュースで気分の悪くなるニュースばかりです。モラルの境界線がずれてると感じてる今、特に観て欲しい映画です。
ローズ・イン・タイドランド
テリー・ギリアム監督の新作。前回はグリム兄弟でしたが今回は不思議の国のアリス・ギリアムバージョンです。で、例によって相変わらず登場人物ほとんど全員いっちゃってるし・・・前回はお金稼ぎか抑えていたとこが思いっきり暴走してる感じです。
それにしてもこの女の子うまいですね。末恐ろしい演技、表情します。彼の世界に負けない演技してます。
結構たんたんとしてるようですがグロイシーンもあるんで苦手な人は観ないほうがいいかもしれないです。あと、登場人物がほとんでいってる為ほとんど会話が噛み合ってないんでいつも以上に疲れます。自分としてはいまいちでした。次の作品に期待。
それにしてもこの女の子うまいですね。末恐ろしい演技、表情します。彼の世界に負けない演技してます。
結構たんたんとしてるようですがグロイシーンもあるんで苦手な人は観ないほうがいいかもしれないです。あと、登場人物がほとんでいってる為ほとんど会話が噛み合ってないんでいつも以上に疲れます。自分としてはいまいちでした。次の作品に期待。
麻雀放浪記
![]() | 麻雀放浪記 真田広之 (2006/10/20) 角川エンタテインメント この商品の詳細を見る |
久々の更新です。すいません。
この映画はとにかくドサ健の加賀丈史のかっこよさ、出目徳の高品格
の渋さにつきます。ドサ健の破滅的な前進はしびれまくりです。容赦のない2の2の天和、勝負の非常さ、けだるさをしっかり表現してます。
白黒というのがまた独特の戦後の雰囲気を表現するのにうまくかってます。カラーだとこうはいかないかも。
そして決してやめられない中毒性。荷車ひきながらまた続けようとする彼ら。最高です。
やかまし村の子供たち
自分にとっての癒しになる映画です。子供の時代の郷愁を場所こそ違え思い出させてくれます。それにしてもこれみるとスウェーデンでしたっけ。ほんといきたくなります。そして今忘れ去られようとしている大事なことを思い出させてくれます。この監督のこの国でとった映画でマイライフアズアドッグがありますがこれもまたお勧めです。でもそちらはちょいと重いのでこちらの方がその世界に心地よくはまれます。それにしても本当に美しいなぁぁ。続編もおんなじ感じですが合わせてお勧めします。
LOST
たまには連続物でも見てみようかと。好きなサバイバルがテーマみたいですし。一応1の最後まで見ましたがなんでしょうね。このなにも解決しないストレス・・20時間以上かけてネタだけ振りまくって煽りまくって2に続くですか・・・せめて話をある程度オチつけなくちゃいかんでしょう。疲れたんで2はもう観ませんが、今のドラマはみんなこんな感じで引っ張るんでしょうかね。映画ばっかりだからこういう見せ方はいらいらするんでしょうか。最初の見せ方がうまかっただけに残念です。せめて謎の巨大生物?の正体ぐらいはね・・・・・
伊賀忍法帳
角川映画全盛期の作品。当時押してた渡辺典子などはかなり痛いですがそれを補ってあまりある成田三樹夫、中尾彬の怪演ぶり。相変わらずの濃さと浮き加減が絶妙な千葉ちゃん。面白いです。山田先生のエロさもなかなかがんばってるんじゃないでしょうか。それも中尾彬の目つきで持たせていますが。ただなんか渡辺典子のベッドシーンを外すためのようなシナリオの展開が・・・・美保純があまりにも可哀想です。
12人の優しい日本人
![]() | 12人の優しい日本人 塩見三省 (2000/10/25) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
面白い。もちろん12人の怒れる男のパロディではあるが良く出来てます。まぁあまりにもステレオタイプな日本人ではありますが、会話で密室劇で1本魅せるのは大変なもんだと思います。それにぐだぐだな日本人がやっても結末は真実(かな?)に近くなっていくのもうまい。もともと三谷幸喜の舞台らしいんで、おそらくそのまんま映画化したんでしょうがあいかわらず脚本はうまいと思いますね。理詰めで話しても「フィーリングで無罪かな」。このかみ合わなさを最大限生かした面白さをご覧ください。
あくまでパロディであるので本家見てからこちらを見るようにしましょう。
亀は意外と速く泳ぐ
![]() | 亀は意外と速く泳ぐ デラックス版 上野樹里 (2006/01/25) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
日本でスパイ物を撮るとなるとやはりこういう路線になるんでしょうね。地味なクスリと笑わせ系の映画です。一般人を装うラーメン屋のそこそこラーメンのエピソードがなかなか光ります。最後に本当の実力を発揮したラーメン。いいですね。なんか彼にとって普通にラーメン屋やってた方が幸せな気もしますが・・・それくらいかな。あとはちょっと印象が薄い映画でした。
ミンボーの女
![]() | ミンボーの女 宮本信子 (2005/09/22) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
現代ヤクザの怖さをたっぷり味わわせてくれる。粘着質な搦め手でくる手口にぞっとさせられます。また中尾彬、伊東四郎のヤクザ。特に伊東四郎の最後までの憎々しさは最高!こういうキャスティングは伊丹監督ならではですね。こういう役者を使いこなすのがほんとうまいです。
そしてホテル側が徹底的に追い詰められる分、最後のカタルシスが大きく楽しめます。伊丹監督の女シリーズでは面白い作品だと思います。
ミッドナイト・エクスプレス
![]() | ミッドナイト・エクスプレス ブラッド・デイビス (2005/09/28) ソニー・ピクチャーズエンタテインメント この商品の詳細を見る |
海外では絶対に捕まって刑務所に入れられたくないと思う映画です。
とにかくこの息苦しさ、逃げ場のなさ、言葉の通じない疎外感、は見ていてほんときついです。冒頭の心臓の動悸の音が自分のなかで、最後までもっていかれるような感じです。それゆえ最後のシーンはほんとにすがすがしい。なんかきつい事があった時、この映画の彼に比べればましだなと考えることで逃げる心の避難場所にできます。そういう意味ではお勧め(?)です。
奇談
![]() | 奇談 プレミアム・エディション 藤澤恵麻 (2006/05/25) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
原作の漫画は読んでないです。でも怪しげな雰囲気に思わず借りてしまいました。おしい映画です。話のネタはすごいいい素材なんですが、なんというか演出が下手なのと女の子の演技の下手さ(名前わかんないです)で観てていらいらしました。いつになく真面目な阿部さんには好感もてましたけど。日本の隠れキリシタンの末裔、怪しげな言葉、神隠しなど興味を惹かれましたが生かしきれてません。淡々と進みすぎて眠くなります。1回原作読んで見たいですね。
「みんなぁ、おらと一緒にぱらいそさいくだーー!」これだけはすごいというか、ここだけテンションが高すぎ・・たぶんこのセリフだけはいつまでも記憶に残りそうです。なんか日本版「ダヴィンチ・コード」らしいので(それも観てないです)それ系の知的興奮を味わいたい人にはいいのかな。
ミツバチのささやき
![]() | ミツバチのささやき アナ・トレント (2000/06/30) ビデオメーカー この商品の詳細を見る |
子供の小さい頃だけにあるごくわずかな純粋な時。それを絵画のように美しく、静かに切り取ってくれた映画。フランケンシュタインに憧れる少女のまなざしはもう誰もが失ってしまった純粋さ。どんな役者もまねできないでしょう。当時その女の子役をやった女の子役のアナ・トレントはこの映画に出演しているという意識はなかったそうです。監督がそれをごく自然に映画に取り込んでいる。あの寂しい廃墟、きのこ狩り、内戦の心の空虚さが全体を包む中彼女の瞳だけが前を向いて輝いている。最後,人間が成長するうえで回避することができない社会の嘘や現実の死を通過した彼女の後姿にはまだあの瞳の輝きは残っているのでしょうか。美しい映画です。














